Action  取り組み

粉体塗装の積極的活用

弊社では有効なVOC(揮発性有機化合物)排出量削減策として注目されている粉体塗装を岡山では一番初期に導入しており、積極的に取り入れていくようにしています。
粉体塗料は100%固形分の塗料で危険物にも該当しないのでVOCの排出量はゼロ、若しくはほとんどありません。弊社では溶剤塗装との比率は粉体塗装が6割を超えるまでになっています。しかしながら、コストが高めになり色のバリエーションが少ないのと、小ロット対応が難しいという難点もあり、必ずしも粉体塗装に置き換えれるとは限りません。

無鉛溶剤塗料の利用

弊社では焼付け塗装をメインとしているので溶剤塗装ではメラミン樹脂塗装がほとんどの割合を占めてます。
過去には溶剤塗料は黄色や赤、青といった原色には鉛が含まれていて環境に害がありましたが、今日では環境規制の流れによって鉛は全く含まれていません。
しかしながら、鉛が含まれないことによって、原色系の色は透けやすく、とまりが悪くなりました。2コート・2ベーク時には粉体塗装でプライマー用グレーを入れたり、1回焼付け時には白色で中塗りしてとめてから塗るようにしています。

CO2削減への取り組み

太陽光発電所

弊社では温室効果ガスの排出削減に取り組むために新規に取得した隣接地に16.5kWの有限会社疋田塗装工業所 藤田太陽光発電所を開設いたしました。
この発電所によるメリットは一年間で約5,389kgのCO2を削減する事が出来ます。

屋根への遮熱塗料塗布

弊社では省エネ効果によりCO2削減するために本社工場の屋根に関西ペイント・アレスクール遮熱塗料を施工いたしました。

この効果により3~5℃程度低減効果が見込め、年間532.5kgのCO2を削減する事が出来ます。

エコ塗料への対応

近年溶剤塗装で環境負荷低減の動きがあり、塗料メーカでエコ塗料と呼ばれるものが出てきています。塗料が高いこともあり、指定仕様製品はまだまだ少ないです。
エコ塗料は無鉛溶剤塗料よりもさらにとまりが悪いうえに塗料自体が緩いので流れが生じやすいので細心の注意を払って塗装しています。

その他環境への対応

溶剤塗装の比率は少なくなりましたが、VOC排出の低減を目指すために、塗装技能の向上に積極的に取り組み、塗装時の無駄な塗料飛散を減らすように努めます。